2015年、早くも3/4が過ぎようとしています。
本当にあっという間でしたが、このあたりで今年これまでに読んできた本たちを紹介したいと思います。
まずは前編です。
「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った」
ホリエモンは過去に出版した「稼ぐが勝ち」や「拝金」などの本のタイトルから単なるお金儲け主義の人かと思っていた。
しかし、あるときたまたまYoutubeでホリエモンのテレビ討論や対談を見て「人生や世界の本質を追及して行動していく」という姿勢を感じ、そこから興味を持ってこの本を手に取ってみました。
この本は、刑務所内でホリエモンが読んだ本の中から特におススメの本を紹介するという形式ですが、各本の紹介文からにじみ出てくる彼の人生観も面白いです。
もちろん良本を見つけるという目的でもおススメです!
「できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !」
過去に同じ著者の「やってみました!1日1食!!」という本を紹介し、自分でも1日1食を実践してみたことがあります。
<過去の記事は以下リンクから>
【書評】「やってみました!1日1食!!」プチ断食で心も体もスッキリ健康に!!
1日1食を実施中!【一週間目】お肌スベスベ・頭シャッキリ・仕事捗りまくり!もしかしたらこれはものすごいライフハックかもしれない
はっきり言って、少食の効果は絶大です!
しかし仕事が忙しくなってストレスが溜まってくると、どうしても食べてしまいます。
そういうときにこのような本を読むと、気持ちが一新して「よし、やろう!」という気持ちになり、習慣化の役に立ちます。
メディアでは「〇〇が✖✖に効く!」などと新たな食材やサプリがどんどん紹介されていますが、結局は食べる量を減らすことが最も基本的な健康法だと思います。
まずは食べる量を減らしたうえで、次に何をどう食べるかということを考えるべきです。
ちなみに、この本で紹介されていた「無病法」も読んでみましたが、こちらもモチベーションを保つのにとても良かったです。
「無病法」
なんとこの本が書かれたのは16世紀のヨーロッパです!
著者のコルナロは若いころの飽食から重い病気を患い、そこから少食をはじめます。
すると病気が治るどころか、超健康になり当時としては驚異的な102歳まで生きたのです。
しかも、102歳で死ぬ寸前まで頭脳明瞭で気力・体力もみなぎり、とても充実した日々を過ごしていた様子が生きいきと書かれています。
この本では少食による様々な効果やその恩恵が繰り返し説明されますが、それらを読むことで少食へのモチベーションがとても高まりました。
また少食だけでなく、何をどう食べるかについて自分の体を使って慎重な実験をしている様子も書かれていて、その点でも食に対する考え方を見直すきっかけとなります。
はっきり言って、すべての人に読んでもらいたい本です。
「最速の仕事術はプログラマーが知っている」
仕事術や整理術にも興味があるので、この手の本もちょくちょく読んでいます。
この本は、優秀なプログラマーが効率の良いプログラムを書くために無駄を無くし、飛躍的に生産性を高めるために使っている習慣や考え方を一般の仕事に応用しようというものです。
後半は無理やりなこじつけと思える部分も少しありましたが、「DRY原則(Don’t Repeat Yourself:同じことを繰り返すな!)」や「KISS(Keep It Simple,Stupid!:シンプルにしておけ、この間抜け!)」など、常に心掛けておきたいインパクトの強い用語などが紹介されていて、自分的には読んで損はなかったと思います。
仕事によってはすぐに応用できるテクニックも解説されているので、今の仕事の生産性を上げたいと思っている人にはおススメです。
「必要十分生活~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~」
私は数年前に断捨離にはまって、モノをかなり減らしてきました。
<断捨離関連の過去記事は以下リンクから>
当時は断捨離を実践している人のことを「ダンシャリアン」などと呼んでいましたが、最近はそれをさらに進化させた「ミニマリスト」と呼ばれる人達が出てきました。
この本はミニマリストの本ですが、この本を読んでダンシャリアンとミニマリストの違いが何となくわかった気がします。
ダンシャリアンは「不要なもの」「使っていないもの」「気分が良くならないもの」を身の周りからなくすことで、スッキリと気分良く生活する人達です。
そして、持っていたものを手放すときに発生する「心理的な抵抗」と向き合うことで、自分の中にある様々な(間違った)思い込みに気づき、それを修正することで心も軽くなりより自由になるというもの。
結果としてストレスも減っていきます。
それに対してミニマリストは、一見必要だと思われるものでもそれ無しで快適に生活出来る方法(ルール)を検討してみる。
そしてそのルールを試してみて、うまくいくようならそれを手放していく。ものを手放すために自分の生活のルールを常に更新していくという感じです。
この本の著者は、このような試行錯誤を「知的ゲーム」として楽しんでいます。
この本には著者が試行錯誤の末に見つけた「ものに頼らない生活のルール」のアイデアがたくさん紹介されているので、ミニマリストにならまいまでも自分の人生をシンプルにするヒントになると思います。
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ -」
上で紹介した本と同じくミニマリストの本です。
「必要十分生活」よりもミニマリストとしての精神的な部分の説明が多く、ものを手放すことで自分を見つめ直したいという人にはこちらの方がおススメです。
また、カラーで何人かのミニマリストの部屋の写真が紹介されていたりして、それを見るだけでも楽しいです。
少し前まで、多くの書店で目立つところに積まれていたので、表紙を見た人は多いのではないでしょうか。
私も断捨離でだいぶものを手放してきましたが、この本を読んでさらにものを手放したいと思うようになりました。
<後編に続きます!>