人生の満足度は後悔の量によって決まる
以前にも人生の満足度について書いたが、今回はもう少し詳しく「後悔」というものについて考察してみたい。
以前の記事はこちら
人生の満足度は何で決まるのか?
人生の満足度は後悔の量によって決まってくる。
そして、後悔の量は自分の行動に対する評価によって決まる。
では後悔とは自分の行動をどのように評価したときに起こるのだろうか?
後悔とは、次の2つが重なったときに起こる。
- 自分の本心から決断したこと以外の行動をする
- 自分の望む結果にならなかった
どちらかだけでは後悔は起こらない。
この2つが重なったときにだけ起こるのだ。
つまり、自分の行動がいいかげんなものでも、望む結果が手に入れば後悔は起こらないし、逆に行動がしっかりと自分の本心に根ざしていれば、結果はどうであろうと後悔は起こらないということだ。
多くの人が後悔するパターンとは
多くの人は、望む結果にならなかった時に後悔する。
それは、ほとんどの人が自分の本心に根ざした決断や行動をしていないからだ。
多くの人は次のようなことを根拠に決断したり行動したりしている。
- 人と同じようにするために
- 恥ずかしい思いをしないように
- 人がそう望んでいる(ように感じる)から
- それが当たり前(普通)だから
- 人に薦められたから
- 人から良く思われたいから
などなど。
当然ながら、これらは自分の本心ではない。
他人の目を気にしたものだ。
しかし、このようなことを根拠にしている人たちも、自分が本心を偽って決断したり行動したりしていると自覚していない。
子供の頃からの習慣で、そうすることが当たり前になってしまっているので、自分でも気付いていない。
そして、望む結果が出なかった場合に後悔する。
後悔に関する勘違い
こういう人は「結果が悪かったから後悔している」と思っている。
結果に焦点を合わせている。
しかし、それはちがう。
考えるべきは「自分の本心に根ざした決断や行動をしているかどうか」ということなのだ。
なぜなら、結果はコントロールできないからだ。
自分がどれだけ正しい行動をしても、結果は他人や環境にも左右されるので、極論すると最後は「運」ということになる。
ただし、運さえあれば正しい行動をしなくても良い結果がでるということではない。
正しい行動の上に運が重なって始めて良い結果が出る。
この「運」があるので、結果は自分では完全にコントロールできない。
自分でコントロールできることに焦点を合わせよう
しかし、自分の決断や行動は自分でコントロールできる。
そして、自分の本心に根ざした決断や行動をすることで、後悔をなくすことができるのだ。
満足した人生を送るために、後悔を少なくするために、焦点を合わせるのは結果ではなく自分の決断と行動だ。
それらが本当に自分の本心に根ざしたものなのかどうかをよく考えることが大切なのだ。
そうすれば、結果に左右されることなく、充実した人生を送ることができる。