文句ばかり言う同僚の話
私の職場には強烈な「文句ばかり言う人」がいる。
同じ職場にその人の天敵のような人がいて、いつもその天敵の文句ばかり言っていた。
私も事あるごとに愚痴を聞かされた。それも一度始まると30分~1時間くらい止まらない。
あるとき、その天敵の人が移動になっていなくなった。
やった。これでもう愚痴に付き合わされなくて済む!
と思ったのもつかの間、次は別の人の文句を言うようになった。
結局状況はからわず。。。
その人が文句を言う目的とは?
そういうことか、、、
この人は天敵の人への不満から文句を言っていたのではなかったのだ。
「文句を言うために天敵を作っていたのだ」
文句を言う目的は、ストレス発散でもなく、状況の改善でもなく、「文句を言うこと」そのものだったのだ。
そう思ってよくよく考えると、その人は文句を言うだけで、「どうして欲しい」とか「どうすればいいか」ということを言わない。
ダメ出ししてばかりだった。
おそらくこの人は自分の人生に満足できていなくて、ずっと不満を抱えて生活しているのだと思う。
そして、その満足できない自分の人生から目をそらすために、他人への文句を言っているのだ。
文句を言い続けることで、自分の人生を正面から見ないで目をそらし続けることが出来る。
だから天敵が必要なのだ。
周りの人は利用されているだけ
しかしそれらは誤魔化しだ。
人生の最後に「あ~、思う存分文句を言った!」とか「あ~、人々の悪いところを指摘した良い人生だった!」と満足するはずがない。
やはり自分の人生は自分の行動で満足にいくもの(後悔の少ないもの)にしていかなければならない。
その人は自分の人生の不満に正面から向かい合い、それらを改善するための行動を起こすことを避けているのだ。
その口実として他人への不満を利用しているのだ。
そう考えると、その人もかわいそうだが、だんだん腹が立ってきた。
その人は自分で自分の人生を誤魔化すために他人を利用しているのだ。
自分で少し手間をかければトラブルにならない事でもトラブルに仕立てて文句を言い、その愚痴を他人に延々と聞いてもらう。
つかまった人は時間を奪われ、嫌な思いをし、エネルギーも奪われる。
しかも、その愚痴を聞いたところで何にも解決しないし、何にもよくならない。
単に他人の時間とエネルギーを奪っているだけなのだ。
そんな人にかまっているほど人生は長くない
そんな人にかまう必要は無い。
実行すれば自分の人生を豊かにする「行動」は、自分の一生の時間を使ってもやりきれないくらい存在するのだ。
問題は自分がそれをやるかやらないかだけなのだ。
それなのに他人の人生の誤魔化しに付き合っている時間なんてない。
愚痴や文句を言う人からさっさと遠ざかろう。
その人に嫌われようが、文句を言われようが、愚痴が始まったら話を強制的に打ち切って離れよう。
そして、もし自分が文句や愚痴を言いたくなったら、それは誤魔化しでは?と考えて見よう。
不満の感情は自分を知る上で大切なものだが、それに対して行動せずに愚痴や文句を言うことは単なる時間泥棒だ。