感情に流されるのではなく分析して行動につなげる。

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充実した人生を送るために感情は非常に大切なもの。

しかし感情は必ずしも正しいとは限らないし、感情のおもむくままに行動することは自分の人生のマイナスになることも多い。

だけど感情を無視するのはダメ。それは自分を欺くことになる。

じゃあどうすればいいのか?

感情を受け止めて、客観的に分析する。
そして人生をプラスにする行動につなげる。

感情は自分の思い込みによって作られる

「感情=自分の欲求×自分の思い込み×自分の置かれた状況」だと思う。

「自分の思い込み」は「自分の欲求」にかかることもあるし、「自分の置かれた状況」にかかることもある。

「自分の欲求」にかかった場合、それは本当に求めるものではなく、これまでの経験から「それがあると満足につながる」と思い込んでしまったこと。

例えば「物をたくさん持っていること」は直接満足につながらない(物は活用することで満足につながる)。

しかし多くの人は「持っていること」が満足につながると思い込んでいる。
これは間違った思い込みから作られた偽の欲求だ。

「自分の置かれた状況」にかかった場合、その人は現実をゆがめて見てしまう。
起こった状況を間違って解釈してしまうのだ。

例えば「仲のいい友人にはメールをすぐ返す」という思い込みがあった場合、メールの返事が来ないと「自分は嫌われているかもしれない」と不安になる。

しかし、実際は単に相手が返事をし忘れているだけかもしれないし、返事が出来ない状況かもしれない。

それは確認するまでわからない。

だけど、思い込みがあると自分でその事象の意味を勝手に作り出してしまう。

感情を分析して思い込みを引き出す

多くの場合、「自分の思い込み」は「自分の欲求」と「自分の置かれた状況」両方にかかる。

上記の例のように間違った思い込みがかかった感情は正しくない。

だから安易にそれに従うと、本当の自分の欲求につながらずに無駄な時間とエネルギーを消費してしまう。

しかしその感情の中に本当の自分を知るヒントが隠されている。
だから無視したり、押し殺したりしてはいけない。

そこでまずは感情を受け止める。

「自分は今こういう状況に対してこういう感情を抱いている」と認識する。

そしてそこに間違った思い込みがないかじっくり探ってみる。

  • 状況に対する解釈は間違っていないか?
  • 自分は何を求めてこんな感情が出てきたのか?
  • 本当に自分はそれを求めているのか?

感情を分析すると、自分の欲求と思い込みが少しずつ見えてくる。

しかしそれは簡単ではない。
何度も何度も分析していく中で思い込みの薄皮をすこしずつ剥ぎ取っていくようなものだ。

そうやってようやく自分の本当の欲求や状況に対する正しい解釈ができるようになる。

思い込みを修正して行動につなげよう

分析の結果、やはりその状況に満足いかないと判断した場合は、それを変えるような行動を考える。

もし、状況に対する解釈があいまいだと感じたら、それを確認する行動を考える。

状況には変えられるものと変えられないものがある。

他人の性格はなかなか変えられない。
だが、他人の自分に対する態度や働きかけは自分を変えることで変えることができる。

その人から離れるという行動も取れる。

とにかく行動を考えるときは、自分が行えて効果があるものを考えることだ。

そして実際に行動することだ。

この積み重ねが人生をプラスにしていくのだと思う。

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