いままで書いてきた「思い込み」からうまく自分を解放できても、実際はなかなか思うように行動できない。
<過去記事>
行動を制限しているのは自分
人生の満足度は何で決まるのか?
なぜ思うように行動できないのか?
それは「ほかにやるべき事がたくさんある」、「忙しくてなかなか出来ない」という理由からだ。
そして、これは人生の充実度を高めるための行動を押さえつける強力な理由だ。
これらの理由はあたかも正当であり、正しく、これらが理由ならしょうがないと思える。
しかし「忙しい」という理由でやりたいことをやらないのは、人生の最後に後悔する最大のものとなる。
「やらないこと」を決めることが重要
では、どうすればよいか?
それには「やらないこと」を決める、ということがかなり有効だと思う。
そこで、自分の時間の使い方をよく観察してみると、無駄なことが思った以上に多いことに気付く。
- それをやらなくても誰も困らないことをやっている。
これは自分の能力の価値を確認したいとか、他人から良く思われたいなどの理由からやってしまうもの。 -
他人でもできることをやっている。
自分の能力やスキルを生かしているわけではないことをやっている。 -
一人でいるときに、ダラダラと無駄な時間を過ごしてしまう。
テレビやネットサーフィンなど、人生の満足に関係がないが、ついついやってしまう。
「やめられない」「断れない」は自分の思い込み
まずは、これらの無駄な時間を少なくすることを意識することだ。
他人に良く思われたい、嫌われたくないという理由でやってしまっていることはやめるのに勇気がいるが、実際にはそれをやめたり断ったりしても全然問題ないことが多い。
それはやめてみるとよくわかる。
ほとんどの場合、やめると他人からの印象が悪くなるというのは自分の思い込みにすぎない。
文句を言われることを恐れない
もしそれをやめたことで他人から文句を言われたとしても、それはしょうがないと受け入れるしかない。
他人に文句を言われないために自分の人生の大切な時間を使うのは馬鹿げている。
その時間を使って自分の人生の満足度を高められることがたくさんあるのだから。
それから、他の人にまかせられるものは出来るだけまかせるようにする。
(ただし最終的な責任は自分でとる覚悟をすること!)
やりたいことにも順位をつけて、一度に1つづつやろう
次に「やりたいこと」でも順位を付けて、今やるのか次にやるのかを決める。
同時に複数の目標に取り組むのは非常に効率が悪い。
最も効果的なのは、ひとつの目標が達成できてそれが習慣として身に付いてから次の目標に取り組むことだ。
それまではやりたくても次の目標は「やらない」と決めること。