なかなか行動できない人に送る、君の背中を押すラリー・ペイジとイーロン・マスクの言葉

スポンサーリンク
14971708182_59bfb6081c_b

最近読んだ本やネットの記事で、同時期に同じようなことが書かれていて、とても印象に残ったので紹介したいと思います。

ちなみに、ラリー・ペイジは「Google」のCEO兼共同創業者であり、イーロン・マスクは「テスラ・モーターズ」「スペースX」のCEOで、どちらも世界的に注目されている経営者です。

ラリー・ペイジの言葉

この言葉は「How Google Works(私たちの働き方とマネジメント)」という本の序文に載っていた言葉です。

どうやらたいていの人は型破りな発想をするような教育を受けていないらしい。
現実の現象から出発し、何ができるのか見定めようともしないで、最初から無理だと決めてかかる。
(ラリー・ペイジ)

確かにGoogleは通常の人では思いつかないような型破りな発想をして、それを次々に実現している。
はっきり言って、これを見習って我々も型破りな発想をしようと言っても、あまり役に立つアドバイスにはならないだろう。

しかし私たちがこの言葉から学べるのは「我々は現実を見ないで、最初から無理だと決めていることが本当に多い」ということだ。

できるかどうかは現実に照らしてみないとわからない。
つまり「実際にやってみるまでは、本当に出来ないという保証はない」ということだ。

それなのに多くの人は失敗を恐れて実際にやってみることすらしない。

この本でラリー・ペイジはさらに次のように言っている。

適切な人材と壮大な夢がそろえば、たいていの夢は実現になる。
たとえ失敗しても、きっと重要な学びがあるはずだ。

失敗はマイナスではないのだ。
多くの人は失敗をマイナスと考えるから恐れてしまう。

だが、失敗をマイナスと考えなければ何も恐れる必要はない。
そして実際に失敗はマイナスにならないのだ。

失敗についてはこのブログの過去記事でも書いているので、こちらもぜひ読んでみて下さい!
失敗に対する捉え方で人生が変わる!!恐怖心を克服して行動をしよう!

イーロン・マスクの言葉

この言葉はイーロン・マスクがアメリカの掲示板に降臨し、数々の質問に答えるという場面を記事にした次の記事に載っていたものです。
テスラやスペースXを創ったイーロン・マスクが掲示板に降臨して宇宙開発や電気自動車などの質問に答えまくり(GIGAZINE)

この中で「どうやったらそんなにたくさんのことを爆速で学習できるのですか?どのようにして高度な知識を大量に身につけているのか、学習方法についてアドバイスをください。」という質問に対して次のように答えている。

ざっくばらんに言えば、ほとんどの人は自分が思っている以上にもっともっと学習できるのだと思います。
挑戦もせずに自分に低い評価を与えてしまっているのです。
(イーロン・マスク)

これもまさに、現実を見ないで最初から無理だと決めている人が多いということに対する言葉だと思う。

この記事の中でイーロン・マスクはもう少し具体的な学習方法を紹介しているが、それよりも大切なのは「挑戦もせずに最初から無理だと決めつける」姿勢と思い込みこそが人々の行動や学習を妨げているということだ。

そして、実際に行動しなければどんなアイデアも成果に結び付くことはない。

つまりこのような間違った姿勢や思い込みを修正することが、成果を出すための必要条件なのだ。

あなたが自分についている17の嘘

これらの言葉を見て、昔に読んだ「あなたが自分についている17の嘘」という本を思い出した。

過去にも紹介したことがあるが、せっかくなのでもう一度紹介したいと思う。

過去記事はこちらから→「行動を制限しているのは自分」

この本にはラリー・ペイジやイーロン・マスクが言うような「やってもみないで自分には無理だと決めつけているよくある例」が17個紹介されている。

そしてこの本の筆者は、「自分には無理だ」と決めつけていたことに対して実際にやってみた結果、それらが本当は実現可能だったと書いている。

実際にやってみて確認したことで、これらのことを「自分についていた嘘」と判断したのだ。

行動するのに「勇気」や「自信」はいらない?

これまで書いてきたとおり、多くのことは実際にやってみれば現実可能なのだ。

もちろん、それは人間が思いついたアイデアが全て現実可能ということではない。

現実的に不可能なことはたくさんある。

そういう意味では「想いは全て叶う」とか「出来るまでとにかくポジティブに考えよう」と言うつもりはない。

しかし本当は現実可能なのにもかかわらず、自分で勝手に無理だと思い込んでしまっていることがかなり多いということだ。

そして、それらを試しにやってみることすら邪魔しているのは他ならない「自分自身」なのだ。

最近、行動するための「勇気」や「自信」を持たせる言葉をよく耳にするが、私は行動するためにこれらの言葉を必要とするのは上で書いたような間違った思い込みがあるせいではないかと思うようになってきた。

  • やっても出来ないのではないだろうか?
  • 失敗したらとんでもないことになるのではないだろうか?

このような思い込みを持ちながら実際に行動することはとても勇気がいるし、自信がないと行動したくないと思う人も多いだろう。

しかし現実は、やったら出来ることが多いし、失敗してもとんでもないことにならない。

つまり「勇気」や「自信」は、間違った思い込みから来る恐怖やストレスを抱えながら何とか自分を奮い立たせ行動させるために必要な言葉なのであり、そもそもそのような間違った思い込みを手放して現実をしっかりと見ることが出来れば恐怖やストレスなく行動することが出来るようになる。

本当は行動するのに「勇気」や「自信」は不要なのだ。

必要なのは現実をしっかりと見ること、そしてわからないことは実際にやってみて確認するという姿勢なのだ。

最後にもうひとつイーロン・マスクの言葉を紹介したいと思う。

世界的に注目を集める経営者イーロン・マスク氏の発言あれこれ(Lifehacker日本語版)より

楽観、悲観、そんなことどうでもいい。 ただやるだけです。神が冷酷に見ている前で、私はがむしゃらにやるだけ。
(イーロン・マスク)

関連本の紹介

スポンサーリンク

フォローする