失敗を恐れるあまり、行動できないで後悔ばかりの日々
人生の満足度は、自分の行動によって決まる。
しかし、行動は様々な障害によって押さえつけられてしまい、良いとわかっていてもなかなか実行に移せないことが多い。
行動の障害になる大きな要因のひとつが「失敗を恐れる」という心理だ。
実は自分自身もこの失敗を恐れて行動できない心理状態にはずっと後悔させられてきた。
しかし、今では完全とはいかないが、だいぶ失敗に対する恐怖を持たずに行動できるようになってきた。
失敗に対する考え方の変化
昔と今の心理状態を比べてみると以下のような感じだ。
<昔>
- 失敗したらまわりから無能だと思われたり、変な人だと思われる。
- 一度そう思われたら二度と取り返しがつかない。
- 失敗すればするほどマイナスは積み重なっていく。
- まわりからの評価がマイナスになると、自分の価値はなくなってしまう。
- だから何をおいても失敗はしてはならない。
- 失敗しないためには全力をそそぎ、失敗しそうだと少しでも感じたら実行しないことが懸命だ。
<今>
- 失敗は、他人からの評価という意味では、確かにマイナスだ。
しかし、他人は自分が思っているほど大きなマイナスをつけない。
(というより、人はそれほど他人のことを考えていない。
ちょっとしたことで他人に大きなマイナスをつけるのは、他人を見下して自分の自尊心を保とうとするごく一部の人間だけ) - もしマイナスの評価がついたとしても、それは後からいくらでも挽回できるし、時間が挽回してくれることも多い。
- その前に、そもそも他人からマイナス評価がつくことはそんなに重大なことではない。
(なにしろ、自分の人生の満足度は自分の行動によって決まるのだから) - では、自分の行動で人生の満足度をマイナスにすることはあるかと考えると・・・ない。
- 行動しなければプラスマイナスゼロだが、行動すれば必ず何かしらの結果が出る。
- 思うような結果になればプラスだが、思うような結果にならなくても、それは「そのやり方がうまくいかないやり方だと分かった」ということであって次に別の方法を探せばいいだけだ。
つまり、うまくいく手段が絞れたという意味では少しのプラスということ。
今から考えると、昔の自分は本当に無駄なことに神経を使っていたのだな、とつくづく思う。
なぜ失敗を恐れるのか
自分はなぜあれほどまでに人の目を気にしていたのか?
昔の自分は「他人からの評価が自分の価値であり、価値が高くなければ生きていけない(生きるに値しない)」と本気で思っていた。
しかも、肝心の他人からの評価は、自分の自尊心を保つために他人を見下す人々からの最も厳しい(現実離れした)評価を基準にしていたのだ。
それでは、失敗を恐れて行動できないのも当たり前だ。
そのような思い込みから脱出することが出来たのは、冒頭の言葉だった。
人生の満足度は、自分の行動によって決まる
この言葉については過去の記事で詳しく書いているので、そちらもぜひ読んで頂きたい。
自分の価値を他人に決めさせるのはもうやめよう
自分の価値は自分で決めるしかない。
というより、本当のところ人はだれでも自分にとってしか価値はない。
その自分の価値を受け止めて、自分を大切にしてあげるということは自分にしかできない。
他人はそのサポートができるにすぎない。
他人のことをああだこうだ言っている人も多いが、そういう人は自分で自分を大切に思えていない人だ。
そういう人も最終的には自分でなんとかするしかないのだ。
その人にはかわいそうだが、そんな人の言うことに従って自分の価値を自分で低めたり、大切にしないようにする必要はない。
自分を大切にするとは自分のために行動すること
自分を大切にするとは、自分のために行動をするということだ(他人の迷惑にならない範囲で)。
自分のための行動を積み重ねることで、人生の満足度を高めることができる。
行動するということは、自分を大切にするということなのだ。
失敗なんて恐れている場合ではないのだ。