良い人生を送るためには
良い人生を送るためには自分の感情とうまく付き合っていくことが大切だ。
ほとんどの人は自分の感情が正しくて、感情=自分であり、感情を感じている状態が人生そのものだと思っている。
しかし本当はそうではない。
感情はほとんどが間違っているし、本当の人生とは感情とは関係ないところにある。
感情は周りからの刺激と自分の思い込みから自動的に作り出される。
これは自分ではコントロールできない。
自分の意志とは関係なく自動的どんどん作られていく。
そして、自分の思い込みはほとんどが間違い(親や社会から正しいと思わされているだけで自分のものではない)なので、そこから作られる感情は正しくない。
つまり、「自分の感情=自分そのもの」ではない。
そして、間違った感情は意味がないし、逆にストレスの原因にもなる。
ほとんどの人は間違った感情の中に身を置き、その感情に流されながら行動して人生を終える
しかし、それでは本当の幸せは手に入れられない。
本当の人生とは自分が本当に興味を持った(価値があると感じた)ことに対して、自分が主体的に行動している状態だ。
しかし、多くの場合、それは間違った感情に邪魔をされてしまい、そのような行動ができない。
では、どうすればそのような行動ができるのか?
そのためには間違った思い込みを修正する必要があるが、それは簡単にできることではない。
間違った思い込みを修正するには、自分の感情をじっくりと分析する必要がある。
自動的に作り出される感情を客観的にとらえる
そのための第一歩は、一度感情と自分を切り離すことだ。
自分と感情を切り離すための手段は瞑想など色々あるが、私が実際に試した中で最も効果があったのは「セドナメソッド」というものだ。
簡単に言えば、
感情が出てきたことを感知したら、すぐにその感情を手放す
というもの。
感情そのものの発生を止めることはできないが、浮かんだ瞬間に手放すことはできる。
「悪い感情」も「良い感情」も両方手放す
普通の人は良い感情は手放す必要ないと思っているが、それは違う。
どちらの感情もほとんどが間違った思い込みから発生しているのだ。
だから、どちらの感情も客観的に分析する必要がある。
そもそも感情そのものは人生の良し悪しにとってあまり意味がない。
良い感情が出たからといって、それにしがみつくのは本当の良い人生の妨げになる。
感情は自分の思い込みを探るための分析材料にすぎない。
なので、良い感情も躊躇することなく手放すことが大切だ。
「握ったペンを手を開いて放すように」感情を手放す
私はペンをギュッと握ったところを想像して、その手の指を広げてペンが手から落ちる状況を思い浮かべることで、感情をうまく手放せるようになった。
慣れてくると、感情と自分を切り離せて、感情を客観的に分析することができるようになる。
そうすると、その感情の裏にある間違った思い込みに気づき、それを修正することが出来るようになる。
なぜ自分はこんな感情を抱いたのだろう?
と自問することで自分の思い込みを突き止めることができる。
自分の本当に望んでいたものが見えてくる
そうすると、自分の本当に望んでいたものが見えてきて、そのための行動に集中できるようになる。
自分の行動に集中することが、よく言われる「今を生きる」ということだ。
「今を生きる」とは決して未来を考えないとか、過去を反省しないとか、刹那的に無計画に生きるということではない。
自分が興味あること、価値があると思うことに対して今、この場所で、今持っているもので出来る行動をするということ。そしてその行動に集中すること。
この状態の積み重ねこそが、真の豊かな人生だと思う。
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