今年読んだ本でさっそく影響を受けたものがあったので、その本と影響を受けた内容を紹介したいと思います。
私は健康本も好きで、昔からたくさん読んでは色々と実践していました。
しかし長続きするものはなかなか無く、しばらくするとすぐに元の生活に戻ってしまうのです。
今回紹介するのは「断食(少食)本」ですが、断食も過去に何回かチャレンジしては挫折してきました。
今回の本はそんな失敗の経験から「これならうまくいくかも」と思えたものです。
やってみました!1日1食!!
断食(少食)の効果については今まで読んだ本で勉強していたので、それについては特に新しいことはありませんでした。
よく言われる断食の効果としては、
- 病気になりにくい
- 若返り
- 疲れない
- 短眠になる
- 頭が冴える
などなどです。
特に1999年に発見された「サーチュイン遺伝子(別名:長寿遺伝子)」が医学的にもそれらを裏付けているということです。
この遺伝子は体が空腹状態になるとスイッチが入り、他の遺伝子のキズを修復して老化や病気から体を守る働きがあるというのです。
そもそも自然界では空腹状態があたりまえで、動物はその状態で生き延びるために最適化するように進化しています。
現代のように空腹がない状態の方が異常な事態で、この異常な状態のために人間は本来のパフォーマンスを発揮できないばかりか、新たな病気を発症させてしまっているというのです。
私は小さい頃から健康であまり病気もしないのですが、年齢とともに仕事の疲れが抜けなくなり、昼も眠気で頭が回転しない状態になることが多くなってきたため、これを打開するために断食にチャレンジしたことがありました。
しかし、空腹でイライラしてくるとどうしても食べるのを我慢することができません。
イライラしたまま仕事を進めると、仕事が思うように進まずそれがまたストレスになってさらにイライラして、と悪循環になっていました。
食べなきゃ死ぬという「洗脳」
この本で私が衝撃を受けたのは次の言葉です。
腹が減ると、なぜイラつくのでしょう。
それは「腹が減ったら食べなきゃいけない」という先入観があるからです。
つまり、「空腹感」イコール「危機感」と脳が感知するからです。
だから怒りのアラームが鳴る。イライラしてくる。八つ当たりする。
それは「食べないと危ない」という情報が、脳に刷り込まれているからです。
そして筆者は「カロリーを摂取しないと健康が保てないというのは、現代社会から刷り込まれた思い込み」だと言います。
それまでは空腹そのものがストレスだと思っていたのですが、実はストレスの原因はこの思い込みだったのです!
そう思って自分の空腹状態をよく観察して客観的に感じてみると、実はそれほど辛くないことがわかりました。
空腹は気持ちがいい?!
さらに筆者は続けます。
「空腹感」は「幸福感」
「空腹を楽しめ」
空腹時の体内には快感ホルモンのエンドルフィンが溢れている。
眼を閉じてその快感をじっくり味わいます。まさに空腹を楽しむ境地です。
今まで私は、
- 空腹は辛いものでストレスの原因
- その空腹(ストレス)をいかに我慢するか
- 我慢した先に健康がある
という体育会的な努力論を断食にも当てはめていました。
そのためにうまくいかずに挫折してしまっていたのです。
しかし本を読んだ後に自分の空腹をじっくりと観察してみると、筆者の言う通りストレスはなく、むしろすがすがしさや気持ち良さも感じることができました。
そう感じると食べなくてもぜんぜん辛くなくなります。
今まで断食がうまくいかなかったのは、空腹が我慢できずに食べてしまっていたのではなかったのです。
空腹に対する間違った思い込みによってストレスが発生し、そのストレスを解消するために食べてしまっていたのです。
今回の体験は「自分の感情は思い込みに左右されている」ということを身をもって実感できた体験でした。
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