2014年に読んだおすすめ本(後半)

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今年読んでよかったと思った本を紹介します。

2回に分けて紹介していますので、前半は以下のリンクから参照して下さい。

2014年に読んだおすすめ本(前半)

それでは後半、いってみましょう!

「今ここに集中すれば、人生はうまくいく!」

「結果をいったん手放し、プロセスを楽しむ」
これは一流のアスリート選手などがよく言う「フロー状態」になるための必要条件だ。

大きな目標や結果はもちろん大切だ。
しかしそれに向かって行動しているときは、行動(プロセス)そのものに集中してそれを楽しむ。

これが人生を良くする秘訣であり、結果として大きな成果を実現する秘訣である。

結局、行動(プロセス)を楽しめなければ、どんなに結果が良くてもつまらない人生になる。
もっと言うと、行動が楽しめなければそれを忍耐強く続けることはできないので、大きな成果につなげることは難しい。

何かの目標に向かって努力するとき、目標までの「プロセス」を重視すれば、きみが体験することはがらりと変わる。
目標そのものにこだわることで生じるストレスや不安が消えてなくなるんだ。
「ゴールに到達するまでは、幸せになれない」という感覚もなくなる。

特に最後の言葉は、最近書いた「自分も他人も不幸にする「間違った努力」に陥らないようにするために」に通じるところがあり、とても腑に落ちる内容だった。

スポーツや音楽など、高いスキルを身につけるまでの練習に対する考え方とその実践方法が書かれていますが、人生全般に応用できる考え方だと思います。

「才能を伸ばすシンプルな本」

様々な能力開発の分野で実践されているテクニックをまとめ、そのエッセンスを詰め込んだ本です。

誰もが持っている才能を開花させるために有効で具体的な手法が紹介されています。

私は努力には「意味のある正しい努力」と「意味のない間違った努力」があると思っています。
ただ辛い思いをしたり、苦しい体験をすればいいというものではありません。

大切なことは「うまくできるやり方を体(脳の回路)に覚えこませる」ということです。

この本では「正しい努力のしかた」をわかりやすく解説してます。

私はこの本を読んで「練習」というものに対する考え方が変わり、そして「習慣」の重要性を強く意識するようになりました。

「仕事は8割捨てていい」

日頃からモノを減らしたり、やるべきことを吟味したりということを意識してますが、なかなかうまくいかないのが現実です。

そんなときに「少しでも参考になれば」と思って買った本です。

内容は、ある会社の一部門が抱える問題を「仕事を捨てる」ことで業績が向上するというストーリー仕立ての物語です。

実際の現場でよくある題材を中心に書かれているので、すぐに応用できることばかりでした。

この本でよかった点は、捨てるべき仕事を教えてくれるだけにとどまらず、「捨てた後に生まれる力の使い方(本来集中すべきもの)」について書かれていることです。

誰しも自分がやっている仕事は重要で意味があると思っています。
私自身、自分のやっている仕事が重要ではないと言われると正直腹が立ちますし、反論もするでしょう。
しかし、実際に目標を達成するために必要な仕事は全体の二割ほどで、あとはさほど力を入れなくてもいい仕事であり、捨ててもいいのです。

時には、背負い込むことで多くの大切なものを失っています。
つまり「捨てない」という行動が成果を妨げているのです。
いくら頑張っても結果が出ない。必死にやっているのに評価されない、これは「捨てない」という行動があなたのしたいことを妨げているのです。

「限りなく少なく豊かに生きる」

断捨離を進めていくなかで出会った本です。

最初は「不要なモノを捨てればいい」と短絡的に思っていたのですが、少ないことが豊かにつながるという考え方を教えてくれました。

モノや行動が少ないと一つ一つに集中するようになる。

モノで言えば「自分にぴったりの一流品」、行動なら「自分の人生を最高にする行動」に時間とエネルギーを集中するということ。

つまり、今まで漠然としていた生活を「自分にとって何が大切か」をきちんと見直して、必要なものに資源をそそぎましょうということ。

その具体例がたくさん紹介されています。

何が大切かを見直すと、人生を満喫できる。

余分なものごとを排除していくと、それまで生きがいに見えていた「達成すること」や「所有すること」よりも、自分の人生をいかに有意義に、まっとうに生きるべきか、といった側面から人生を見直すようになります。

「バーシャルのワクワクの使い方 実践篇」

私はつい最近まで「他人の望むように」行動してきた。

そして大量の本を読むことで、「それは自分の人生ではないこと」「自分の行動は自分で決めること」など180度の転換があった。
(そんなのは普通の人にとってはあたりまえかもしれませんが・・・)

その結果、他人に影響されずに自由な行動を取れるようになってきた。

しかし自由になって「じゃあ本当は何がやりたいの?」となったときに「自分の本当にやりたいことって何だろう」と考え込んでしまい、なかなか答えが見つからなかった。

そんな状況で手にとって自分のやりたいことを見つけるヒントになった本です。

けっこうスピリチュアルな本なので、受け入れられないところも多かったですが、結果としては自分にとっては大いに役立ちました。

「謎の進学校 麻布の教え」

各分野で活躍する人には「東大出身」より「麻布出身」の方が多い。

東大生の中でも「麻布出身」は一目置かれる変わった人(だけど影響力が大きい)が多いらしい。

現代の一般的な教育と、麻布という特殊な学校での教育方法を比較し、麻布の教育方針を浮き彫りにしている本です。

今まで私は学校の教育などにはあまり興味がありませんでしたが、麻布に入学するような生徒の「家庭環境」にとても興味を持ちました。

子どもって先天的にみんな好奇心をもっていると思うんですよ。
それが家庭環境のなかで「これやりなさい、あれやりなさい」と言われる子どもは、自分の疑問をあと回しにする癖がつく。
でも、逆に家庭でいろんなことをお父さんと一緒に調べている子どももいる。
そういうことだと思うんですよね。

この一文にとても共感しました。
このへんについては、また別の記事でじっくりと書いていきたいと思います。

「学力を呼び覚ます育て方~子どもをみんな医学部に入れたシングルマザーによる60の極意」

今までこのような子育て本にはあまり興味がなかったのですが、上記の「麻布の教え」で麻布に入学する子どもの家庭環境に興味を持って「そのような家庭環境とは具体的にどのようなものだろう?」という疑問から読んでみました。

上記で引用した「興味を持ったことを親が一緒に調べる」のはもちろん、親が積極的に「興味を持たせる」ための教育方法がたくさん紹介されています。

そして、この本で育てるのは「学力」だけではありません。
もっと根本的な人間力です。もっと言えば「人生を楽しむ能力」です。

この本では医学部に合格したことをひとつの到達点にしていますが、医学部に限らず結局は「自分のやりたい仕事をみつけて、それをきちんと仕事にする」ということだと思います。

私としては「こういう親に育てられたらもっと違った人生だったろうな・・・」と考えつつも、これからの自分にこのやり方を実践していこうと思いました。

子育てにも、自分の再生にもとても役立つ本だと思います。

前半の記事はこちらから!
2014年に読んだおすすめ本(前半)

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